郷土資料館

郷土資料館からのお知らせ

袋井南小学校3年生 昔のくらし

2020年1月21日 (火)

 令和2年1月21日(火)今日は袋井南小学校3年生の子供達105名、引率の先生方4名、何と総勢109名が昔のくらし体験に資料館に来てくれました。"拍手パチパチ"大型バス4台で来てくれたのですが、それはそれは壮観ですね!!今日は天候は晴れ、しかし風が強くて寒いですね!!そうそう公園内で洗濯体験を計画しています。寒い中での体験学習になるかと思いますが、まあ子供は風の子といいますから大丈夫ですね!
 グループを6つに分け、6ヶ所で1グループ約18名、1ヶ所約18分間ぐらいで、少し駆け足での体験となります。1グループに1名サポーターの方についていただき、交替で体験してもらいます。それから今日は取材でNHK・中日新聞社の方々も見えてくれています。なんだか妙にはりきってしまいそうですね!!
 それでは体験開始です(9:10)資料館2階には大正時代の民家を再現してあります。子供達には土間に入ってもらい、そして家族だんらんの場所である居間に上がってもらいました。まずは中央にちゃぶ台(ちゃぼだい)が置いてあり、引き出しに各自の箸(はし)・茶碗(ちゃわん)が入れてあります。昔のお父さんは怒るとこれをひっくり返していたみたいです。置ごたつがあります。こたつの内部に炭火を入れ、ふとんをかけて暖まるという感じです。今はエアコンで部屋はすぐに暖まるのに比べて昔は寒かったですね!行灯(あんどん)ランプというように電気がない時代は明かりが貴重ですね。大正時代になって初めて家に1つだけ入った10Wの電球をつけてみましょう!どうですか、今の時代に比べてこんなにも暗いのかと実感できたと思います。
 資料館1階ロビーにおいてダイヤル式黒電話・フィルムカメラについて説明を聞きました。ダイヤル式ってなんだろう、どうやって掛けるのかな?フィルムってなんだろうという感じですね。今ならスマホでパッパとやるのがそうはいかないところに昔ながらの味があります。実際につなげてみると、子供達は受話器から聞こえる声に不思議そうです。
 資料館学習室では石臼体験です。今日は時間が限られているのでまずは、一人ずつ、大豆を5粒ぐらい入れて、臼を10回廻します。お約束事は反時計回りに廻すこと、あまり早く廻さないことです。一通り体験してもらい、挽いた大豆を見てもらいました。
きめ細かなきな粉の完成です。子供達に匂いを嗅いでもらいました。"いい匂い""食べたい""香ばしい香り"なかなか良いコメントをいただきました。石臼の構造、昔の人の工夫した点など、説明してもらいました。そして何より部屋いっぱいのきな粉のいい匂い
が広がっています。
 近藤記念館(多機能2)のスペースでは昔のくらしで使用した道具などの展示品を見てもらいました。ごはんを炊いたり、煮炊きに使うかまど・氷で冷やす氷冷蔵庫・チャンネルがついているテレビ・重さを測る台ばかりなど子供達からすると見たことがないものばかりです。
 さてと公園内に移ります。今日は風が強く、寒い日です。寒い中での体験になります。まずは洗濯体験です。1枚1枚ていねいにせっけんをつけ、洗濯板でゴシゴシと汚れを落として冷たい水で洗います。これは厳しく大変な作業ですね。昔の人がいかに大変であったか良くわかると思います。"水が冷たくて洗濯は大変だ"子供達の感想はこれに尽きると思います。手押しポンプ体験です。ポンプで地下水を汲み上げ水道の水との温度差を感じてもらいました。どうですか?地下水の方が温かいですね!夏は冷たく、冬は温かい地下水ってなかなか使えますね!
 最後に子供達から感想をいただきました。"今日は楽しみにしてきました、昔のことが学べて良かったです。また、資料館に来たいと思いました"これを聞いたとき疲れが一瞬にふっとびました。良い感想(コメント)をもらいありがたい気持ちです。
子供達・先生・サポーター・報道機関等今日来ていただいた皆さん、本当にお疲れさまでした。我々スタッフもこれからも丁寧な説明を心掛けていきたいと思います。""皆さんありがとうございました。""      スタッフ一同
*文化振興係の北島さんよりお知らせです。2月22日(土)10:00~メロープラザ調理室にて親子で楽しく"土器みたいなクッキー"をつくろう!という催しを行います。詳細は生涯学習課文化振興係まで(23-9264)宜しくお願いします。


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