郷土資料館からのお知らせ
令和元年11月29日 浅羽北小学校3年生 昔のくらし
2019年12月10日 (火)
11月29日(金)に浅羽北小学校3年生の子供達が昔のくらし体験に来てくれました。
今朝は今年一番の寒さのようですが、天気が良く、あまり風もないので公園にいた方が温かく感じます。
今日は子供達50名(2クラス)を1クラス2つのグループに分け(1グループ12~13名)4グループで次のような内容で体験学習してもらいました。
①昔の民家にあったいろいろな生活用品や電気の明るさの今と昔の違いを見て、感じてみよう。
②石臼の仕組みについて説明を聞いて、実際に石臼を使ってみよう。
③昔の道具(黒電話・冷蔵庫・かまど)に触れてみよう。
④昔の洗濯の方法を体験、井戸水、水道水との違いを感じてみよう。以上の項目です。
まずは①から見てみましょう。大正時代を模した民家に入って見ます。ちゃぼだいがあり、各自のはし、茶碗が収納出来るよう引き出しがあります。火鉢・行灯、ランプなどが置いてあり、子供達も物珍しそうにみています。ここでは当時入ったばかりの10wの電球をつけてみて、今との明るさの違いを体験してもらいました。昔は暗かったなあ~と感じてもらえばと思います。
②次は石臼体験です。子供達は一度体験したことがあるようで用途もわかっていたようでした。今日は石臼の仕組みなどについて話をしてみました。摩擦による熱で風味(香り)が損なわれないよう、あまり速く回さないこと、上臼と下臼の各役割などについて話をして、大豆を石臼で挽いてもらいました。臼で挽かれたきな粉のなんとも言えない良い匂い・香りに子供達も思わず"いい匂い"と歓声を上げています。なかなか石臼を回すにも体力がいるのでこの作業も大変です。
③続いては昔のくらしでの道具について見てもらいました。かまど・冷蔵庫・黒電話・フィルムカメラなど懐かしい道具ばかりです。氷を入れて冷やす冷蔵庫などなかなか見られないですね。電話も今と違ってダイヤル式です。どうやって掛けたらよいのか子供達も戸惑っている様子です。今となっては貴重な物ばかりです。
④最後はたらいでの洗濯体験と手押しポンプの体験です。洗濯板で一枚一枚洗うのは大変ですね。洗濯板にあるギザギザも昔の人の知恵ですね。冬の寒い時期はより一層大変な作業となります。子供達も手をこすりながら洗濯体験をしました。ポンプ体験では、地下水と水道水との温度差を感じてもらいました。意外と地下水は、あたたかいです。実際に比べてみると子供達もなるほどと納得の様子です。(夏は冷たくよいですね)
まとめで子供達から"昔の人はいろいろ大変だったなあ、でも工夫もよくしていたんだ、子供達もお手伝いをしていたんだ"と感想をいただきました。体験してみて、いろいろわかった事もたくさんあったかもと思います。
最後に今回ご協力いただきましたサポーターの皆さん大変有難うございました。私達も引き続きわかりやすい説明を心掛けていきたいと考えています。浅羽北小学校の3年生・先生方・サポーター皆さん本日は昔のくらし体験、ご苦労様でした。