郷土資料館

郷土資料館からのお知らせ

浅羽南小学校3年生 昔のくらし体験

2020年1月18日 (土)

令和2年、最初の昔のくらし体験です。
 今日(1月16日(木))浅羽南小学校3年生の子供達36名・引率の先生方3名で資料館に来てくれました。
そしてなんと、袋井市のシティプロモーションの担当の方・読売新聞社の記者の方も取材に見えてくれました。これはいつもに増して気合いが入りますね!
 9:30分開始予定ですが、子供達も気合いが入っているようで、9:30より前には集合してくれました。いつもそうですが、天候が心配なのですが、天候も上々で、体験日和です。皆の行いが良いという事でしょうか?
 それはさておき、本日の体験メニューですが、資料館の2階において昔の民家での体験・特に明るさの違いについて体験してもらいます。資料館1階学習室では、石臼体験を行います。近藤記念館(多機能2)では、昔の道具の展示品を見てもらい、使用方法や用途について説明・学習してもらいます。公園内においては、たらいでの洗濯体験・手押しポンプ体験となかなか盛り沢山の体験学習内容となっています。さあ、始めましょう!!
 まずは民家に上がってみましょう!土間があり、居間に上がるとちゃぶ台(ちゃぼだい)があり、火鉢(ひばち)・行灯(あんどん)・置きごたつ・炭火アイロン・焼きごて・振り子式の掛け時計などがあり、子供達は興味深々です。そして大正時代に初めて電気がきて、家には1つしか無かった貴重な10Wの電球の明かりを付けてみます。なんと驚くほどに暗いのがわかります。これでくらしていたの?今の時代は何と明るいのでしょうか(ぜいたくですね!!)
 次は石臼体験をしてみましょう!大豆を石臼で挽いて(ひいて)きな粉にします。子供達は大事に大豆を持ち、上臼の穴に入れ、反時計回りに廻していきます。バリバリといった音がします。そしてだんだんとほのかにいい匂いがしてきました。子供達もうっとりのよい匂い、風合いです。しっかり石臼のしくみについても学習しました。
 続いては、たらいを使用しての洗濯体験です。まずは水が冷たい!!実感です。1枚1枚洗濯物に石鹸(せつけん)を付け、洗濯板でゴシゴシと洗っていきます。これは大変な作業です。子供達も洗濯がこんなに大変だと思っていなかったようです。手押しポンプで地下水を汲み上げて、水道水との温度の違いを感じてもらいました。なんと冬場は地下水の方が温かいですね!!
 最後は昔のくらしで使っていた道具を見てもらいましょう!まずはかまどが置いてあります。ごはんを炊いたり、煮炊きに使います。お釜・おひつもあります。氷冷蔵庫もあります。氷を上の段に入れ、冷気で下の段に入っている物を冷やすという仕組みですね。他にも台ばかり・さおばかり・蓄音機等々子供達には初めてみるものばかりで、いったいこれはなんなんだといった感じのようです。
 まとめで子供達から感想をもらいました。*昔の人の苦労がわかって良かった。*洗濯が大変だったと良くわかった。
*今は便利で楽になったと改めて感じた。*昔の道具を知れて良かった。そうですね!でもなんだか昔の方が生活している実感があったかもしれないですね!!
 皆さん、今日は資料館に来ていただきありがとうございました。今日サポーターとして説明をしてくれた5名の方々全員が浅羽南小学校の卒業生ということで、より一層説明にも気合いが入っていたみたいです。サポートありがとうございました。今後も我々職員もさらにわかりやすく、丁寧な説明に心掛けていきたいと思います。
 *子供達・先生・報道関係者・サポーターの皆さん、本日はお疲れ様でした。もう一度"ありがとうございました。"
                                                     職員一同


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