郷土資料館

郷土資料館からのお知らせ

山名小学校3年生 昔のくらし(1/28・29)

2020年1月31日 (金)

 令和2年1月28日(火)・29日(水)の2日間にかけて山名小学校の3年生の子供達が郷土資料館(近藤記念館)に昔のくらし体験に来てくれました。特に28日(火)はものすごい強風で寒く、大人でも体をもっていかれる感じでした。28日は子供達67名・先生方3名の総勢70名。そして協力していただいたサポーターの方4名。翌29日は子供達67名、先生方他4名の総勢71名。協力サポーターの皆さん5名。そして2日間ともバス3台にて来ていただきました。まずは皆さん、ようこそ郷土資料館へ!!!です。
 寒い中元気に子供達がバスから降りてきて資料館前に整列して挨拶してくれました。拍手パチパチ!!!!そのあとの先生の一言が我々スタッフ・そしてサポーターの皆さんに衝撃を与えました。"タブレット用意してログインしてください。 "ハァ?????"なにそれ?、よく見ると子供達がなんか青い物(タブレットなんでしょうか)を持っています。我々昔の子供達は今のくらし体験をさせてもらった感じです。(時代は変わったなあという思いを改めて感じました)
 では始めましょう!!公園内においてたらいでの洗濯体験です。まずは水が冷たいです。洗濯板を使って汚れたシャツを石鹸を1枚1枚つけてゴシゴシ洗います。洗濯板の表面にギザギザがついていて少し曲線状になっています。石鹸を置く場所もついています。ひっくり返すと両面使用ができるよう"リバーシブル的"に使えるようになっています。汚れを取るときはU字曲線の面で洗います。あら不思議?石鹸の泡が曲線から漏れません。すすぎの時には裏面を使用すると逆U字曲線になっているのですすぎの水が流れてくれます。昔の人の知恵・工夫てすごいですね。子供達も納得の表情です。洗濯体験後用意してあるお湯で手を洗います。"暖かい・気持ちいい"こんなにお湯がありがたいと感じたようです。手押しポンプ体験では井戸水を汲み上げ・水道水との温度差を感じてもらいました。
 近藤記念館多機能2では、昔のくらし・道具について説明を受けてもらいました。台ばかりで体重を測ったり、氷で冷やす氷冷蔵庫をみてもらいました。ダイヤル式の黒電話も皆にかけてもらいました。受話器をまずもってからダイヤルを指で廻します。受話器を置いたままではかかりません。今はスマホで便利ですね。でも昔の方が電話をかけるて感じがしますね!!
 資料館2階では大正時代を模した民家に上がってもらいました。土間があり、皆でご飯を食べる居間があります。チャボダイ(ちゃぶだい)が真ん中に配置されています。短気な昔気質のお父さんはこれをひっくり返します。今昔の明かりについても体験してもらいました。今の家はどの部屋も明るいですね。LEDとか便利ですね。しかし大正時代に入った貴重な電球はなんとわずか10Wの明かりでした。それまではランプや行灯といった炎の光での明かりでしたから当時としては驚きの明るさかもしれません。でもやっぱり暗いですね。昔は日の出で起きて、日の入りでそろそろ寝るような感じの生活ですかね。
 学習室では石臼で大豆を用いてきな粉作りの体験をしました。石臼の構造について説明を受けました。上臼と下臼それを併せて使います。大豆を上臼の穴に入れ、反時計廻りに廻します。あまり早く廻さない方がよいとの説明を受け一人一人体験です。大豆のつぶれる音、臼の隙間からこぼれ落ちるきな粉。全員できな粉の匂い嗅いでもらいました。"いい匂い、美味しそう、みんなうっとりという感じです。"実はあまり早く廻してしまうと摩擦の熱でせっかくの風味(いい香り)が損なわれてしまうということです。粉上にして食べ物にするものとして他にはそば・パン・うどん・団子等々あることを学びました。部屋中にきな粉の良い匂い・香りが充満しています。
 子供達からの感想です。①昔の人の知恵や工夫がすごい②いろいろな体験が出来て今日は良かった③昔の道具・石臼など具体的に説明してもらいわかりやすかった。その他沢山の感想をもらいました。有難うございます。子供達・先生方・サポーターの皆さんの協力を得てとても良い体験学習なりました。我々スタッフもこれからもより一層工夫して皆さんに楽しんでもらえる体験学習内容を考えて実施していきたいと思います。また別の機会にも資料館に遊びに来てください。心よりお待ちしています。
           "皆さんご苦労様でした。そして有難うございました。"  スタッフ一同          


 

ページの先頭へ戻る