浅羽佐喜太郎は、慶應3年に東浅羽村(袋井市梅山)に生まれました。帝国大学医科大学を卒業後、前羽村(神奈川県小田原市)に浅羽医院を開業し、物心ともに地域の人々を支えました。助けを求めた人物の中には、ベトナム独立運動の指導者のひとり、ファン・ボイ・チャウもいました。大正6(1917)年、浅羽佐喜太郎から生前受けた恩に報いるため、ファン・ボイ・チャウは東浅羽村を訪れ、村の人々の協力を得ながら常林寺に「浅羽佐喜太郎公紀念碑」を建立しました。英語版『浅羽佐喜太郎公紀念碑』は、浅羽佐喜太郎とファン・ボイ・チャウの歴史的な出会いと足跡を国内外に広く顕彰するため作成致しました。