資料

展示解説

【展示解説資料】「お正月の歴史学」

2025年1月15日 (水)

展示解説

令和6年度袋井市歴史文化館ミニ展示「お正月の歴史学」の解説資料です。

「お正月の歴史学」では、お正月に行われた行事の中でも、特に年始の挨拶に注目して、史料を紹介しました。
年始の挨拶は、人と人とが関わる儀礼の場です。領主と村、また、時として、江戸城と地域が関わる、ということもありました。
地域が想像以上に広い範囲とつながっていたことが分かるのが、年始の挨拶です。
年始の挨拶は、次第に簡略化されていきました。
簡単になった年始の挨拶が、明治の郵便制度発足を背景に、葉書だけの挨拶となったのが、「年賀状」という文書様式です。
実は、「年賀状」は、近代にできた若い文書様式です。市内に残る年賀状の実例から、「年賀状の古文書学」をご紹介します。
「古文書」の呼び方にはいろいろ議論があるかと思いますが、展示担当者は、近代の史料も「古文書」と呼んで良いと考えています。

『お正月の歴史学 年賀状の古文書学』展示解説

Adobe Readerのダウンロードはこちら
PDFファイルの閲覧にはAdobe Readerが必要です。

年始の挨拶の事例として、市内でも最大規模の古文書が残る、西楽寺文書から、江戸時代の西楽寺の年始の挨拶をご紹介します。
実は、西楽寺は、5年に一回(満で数えると4年に一回)、江戸城に行って、将軍に挨拶をしていました。

『お正月の歴史学 西楽寺の新年』展示解説

Adobe Readerのダウンロードはこちら
PDFファイルの閲覧にはAdobe Readerが必要です。

また、展示室の壁面には、A1の解説も設置していました。あわせてご紹介します。

『A1解説 お正月の歴史学』展示解説

Adobe Readerのダウンロードはこちら
PDFファイルの閲覧にはAdobe Readerが必要です。

ページの先頭へ戻る