資料

展示解説

「庚申信仰の世界」展示解説 〔平成16年開催〕

2016年1月 8日 (金)

展示解説

 旧暦で60日に一度巡ってくる庚申(こうしん)の日には、庚申の尊像(青面金剛童子〔しょうめんこんごうどうじ〕・猿田彦命〔さるたひこのみこと〕・柴又帝釈天〔しばまたたいしゃくてん〕など)を祀って仲間内で集まり、徹夜しました。この仲間のことを庚申講と呼び、その行いを「庚申待〔こうしんまち〕」・「守庚申〔もりこうしん〕」といいます。これは、道教の三戸説〔さんしせつ〕とそれを基にした信仰が原型となり、最初は延命を目的として行われていましたが、しだいに形を変え、豊作をもたらしてくれる神として民衆の間に浸透して行きました。

  平成16年に、当時の浅羽町郷土資料館で特別展として開催された「庚申信仰の世界」では、浅羽・磐田を中心とする中遠地域の諸相と、信仰をもたらした側(宮口庚申寺・中泉三仭坊など)の動きもわかる内容として企画されました。絶版となりました展示解説書の再販・入手を望む声が多いことから、今回PDF化してご利用いただけるようにしました。

『庚申信仰の世界』展示解説 (18.5MB)

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